旭川フードデザインの事例
可食部や規格外品のみに限らず、食品素材から発生する廃棄物 (皮・根・葉・茎・骨・穀…)までおいしくレスキュー。食品のロングライフ化を通して、持続可能な循環するライフスタイルを応援しています。
ブロッコリーの茎を機能製麺に |
収穫時に廃棄されていた茎を乾燥パウダー化。 糖質をおさえた植物性タンパク質入りの麺に加工。大豆と異なり風味が良い仕上がりに。
赤ブドウの搾りかすを調味料に |
赤ワインを作る時に出るブドウの搾り粕は、 ポリフェノールが豊富に含まれます。 パウダー化して塩と混ぜて風味豊かな調味料に 大変身しました。
ペポカボチャが ペットのやみつきおやつに |
水っぽく淡泊な味のため、本来食用に不向きな実(種子を取り除いた部分)。 乾燥加工を施して、無添加サクサクの体にうれしい嗜好品に。
規格外玄米をほっこりGDSs茶へ |
割れ・欠けや変色で出荷できない 廃棄玄米を焙煎し茶葉とブレンド。 フレーバーティーの一種、香ばしい香りで リラックス作用を生む、玄米茶(SDGsの先駆け茶)を創っています。
亜麻仁油の搾りかすをお菓子に |
搾油時に出る搾粕(亜麻仁粕)を乾燥。 全粒薄力粉と併せて作ることで、 植物性タンパク質が20%含まれた、オメガ3豊富で香ばしい嗜好品(クッキー)ができあがり。
紅花から天然着色料・漢方に |
乾燥しパウダーにすると黄色色素になり、 食用酢の着色に。紅色色素も取れ、 食紅の着色として天然の染料・着色料に。 漢方分野において血流を良くする効能や 瘀血を除いて止痛する効能があるため、 漢方薬の原料にも使用されています。
玉ねぎの皮が土に美味しい有機肥料に |
畑にそのまま撒くと土に分解されないため、 パウダー加工。 窒素肥料分やポリフェノール入りの豊富な 肥料として土壌に還ります。肥料として栄養を 供給するだけでなく防虫効果も期待できます。
旭川フードデザイン研究所のメニュー
食資源(ホールフード)のロングライフ化と、有効活用のための デザインをご提供。素材の持ちこみ、原料素材の手配から企画開発・ 調理(加工)、パッケージ、出荷までワンストップ。お客様のご要望に 応じた、世界に1つだけのオンリーワンデザインの商品を創ります。
<CASE1> スーパーフードをお茶に
収穫時、毎回規格対象外となる小粒のキヌアの使用法がないものかと悩んでいました。
手間ひまかけて作ったので味や品質は劣りません。
棄てずに活かせる方法をご提案いただき、おいしく身体にもうれしい新しい食品へと生まれ変わり、ありがたいです。
キヌアを選別した際の小粒を有効活用し
「キヌア茶」を開発
テトラ型の包装は、バッグ内部の空間が広く茶葉のジャンピング作用が起こりやすくなりお茶の浸出力を高めることができる充填包装です
<CASE2> 野菜をアイスクリームのトッピングに
原料は生ごみとして圃場のそばに棄てていましたが、もったいないな~と思っていました。葉の部分は乾燥やパウダーに、実の部分もパウダーにしていただき、色もキレイでとてもかわいいです。 主人が卒業した中学校跡地に旭川フードデザイン研究所さんが来てくれて、色々と親身になって考えてくださるので、よいご縁に感謝しています。
ラディッシュの実と葉っぱを有効活用 廃棄野菜をおいしく、かわいく!
実より葉の方が栄養豊富。 βカロテンたっぷりのペットのおやつになります。
実に含まれるアントシアニンという色素成分は抗酸化作用に優れ、美容健康に効果的。 おいしい嬉しいアイスに変身
<CASE3> 野菜から菓子素材に
味は変わらないのに、見た目がよくないというだけで市場に出せないサツマイモを救いたいと思いました。 ペーストより軽量で、常温で長期保存ができる パウダー化を提案してくださり、海外輸出先も紹介いただきました。
収穫時の形状不良のサツマイモをパウダー化し海外輸出
<CASE4> キノコの石づきを出汁原料に
石づきは廃棄していて、もったいないと思っていました。 しいたけは乾燥することで栄養成分が凝縮するので、栄養と旨味たっぷりの出汁の原料ができてよかったです。 また、加工することで賞味期限を延ばせ、収穫量が多い時の食品ロスをなくすことができました。
シイタケ栽培の端材「石づき」を出汁原料として利用